昨年秋よりスタートしました「アンディウォーホルキョウト:ANDY WARHOL KYOTO」へ伺いました。
会場となっています京都市京セラ美術館東山キューブのリニューアルオープンに合わせて行われる予定だったそうですが
新型コロナウィルスの影響で2年遅れの開催となり待ちに待ったという感じです。
今回アメリカピッツバーグの「アンディウォーホル美術館」の所蔵品のみで1950年代の作品から1980年代の晩年まで
現物の作品をなかなか見る機会も少ない日本初公開の作品100点以上を含む約200点以上が展示されていて
ウォーホルの特別な回顧展と言った感じでした。
ポップアート前夜のニューヨークへ渡り、商業イラストレーターとして60年代から80年代にかけてポップアートの象徴的な存在となり
アートだけにとどまらず音楽やファションにまで影響力を与えています。
自分自身も80年代にアートやデザインの世界を志すきっかけとなる存在でもありましたのでウォーホルの作品に囲まれると夢を抱いた学生時代の懐かしい気分に浸りました。
その時代の代表作、「キャンベルスープ」「ブリロの箱」や様々な著名人を描いた肖像画等も展示されています。
日本初公開の「最後の晩餐」は圧巻で縦3m横10mもある巨大な作品はウォーホルが予期せぬ死を遂げる数ヶ月前の展示作品だそうです。
1950年代に日本へ訪れた時の貴重なスケッチや写真等も展示されていて日本の伝統美や芸術にも影響を受けたようで
とてもウォーホルを身近に感じられる展覧会でした。
日 時:2022年9月17日~2023年2月12日/展示時間 10:00~18:00
場 所:京都市京セラ美術館「東山キューブ」