新規プロジェクトに向けて天竜浜名湖鉄道へ視察に伺いました。
天浜線は掛川から新所原までの浜名湖の北岸を走る67.7kmのローカル線で
近年利用者数が減少し続けていましたが沿線自治体や住民と協力しながら
地域交通の再生事業を行い様々な取り組みにより利用促進につながっているようです。
沿線には浜名湖の自然や日本の原風景が見られ
昭和初期の面影が残るレトロな建造物や施設があり登録有形文化財に指定されています。
その為、数多くの映画やテレビの撮影に使われているとの事です。
天竜二俣駅構内には機関車転車台や機関車扇形車庫があり
駅舎やプラットホームなど開業当時へタイムスリップしたような場所があります。
車両はレトロなディーゼル車両に様々な企業とのコラボによるラッピング車両が走っていました。
その中にマリメッコ列車「スローライフトレイン」という列車がありました
フィンランドの人気ファブリック「マリメッコ」でヘッドレストやカーテンが装飾されていて
大変人気となっているそうです。
また都田駅には木造駅舎をリノベーションしマリメッコで装飾した
「MIYAKODA駅cafe」があります。
廃線になりかけていた鉄道を施設や地域の持っているポテンシャルを最大限引き出し
新たなブランディングを行うことで地域の活性化が進んでいます。
天竜浜名湖鉄道株式会社:静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵114番地の2